40代の既婚女性って、旦那さんにどんなことを思っているの?
結婚生活を続けていく中で、嫌だと思ったことや気をつけてきたことはなんだろう?
周りに夫婦はたくさんいても、なかなかリアルな体験談は聞きにくいものですよね…
アラフォーであり、そろそろ結婚20周年を迎える私。
・パートナーの長所も、短所になりうるということを知っていたらよかった…
と思うことがあります。
またさらに、
・もっと自分の意思を大事にすればよかった…
と後悔もしています。
結婚生活の「あれっこんなハズじゃなかった…」の実体験を振り返りつつ、どう考え切り抜けていったのか、お伝えします。
自己紹介・家族紹介

私は40代半ば、夫とは結婚19年目になります。
・夫(単身赴任中)
・長男(中3)
・次男(中1)
4人家族です。
夫とのこと
夫は仕事はもちろん、「やる」と決めたことを最後まで貫く性格です。
新入社員の頃、先輩だった夫の、真っ直ぐさや最後までやり抜く力に惹かれて結婚しました。
長い会社員生活、真面目さゆえに精神的な病気になることもありましたが、なんとか持ち直しています。
夫は3年前から単身赴任です。夫の体調面など気にはなるものの、細部を見なくてもいい別居は、気楽な1面もあります。
子どもとのこと
結婚して2年ほどで長男を、その2年後に次男を出産します。
私は仕事をしながら育児をすることを選びました。
子供らが小さい頃は、ワンオペで育児に仕事、精神的に不安定だった夫のフォロー…本当に大変でした。特に会社を休む必要のある子どもの病気は、同僚に申し訳なく思う気持ちがあり、本当に苦しかったです。
現在、子供らは思春期を迎え、手が空くことが増えてきました。
ただ、反抗期ならではのイライラや、学校生活などへの悩みを抱えております。楽ではないですが、今しかない日々を大切に過ごしたいと思っています。
結婚は家同士のもの

地域、家にもよると思いますが、私が結婚した20年前でさえ、まだまだ結婚は「家と家のもの」という意識がありました。
とはいえ、何もわかっていなかった20代の私。
籍を入れてすぐ、「これが家の結婚なのか…」と思う出来事がありました。
遠距離だった夫と私は、会社の規定により、結婚式より先に籍を入れました。
結婚式は、籍を入れて新居に暮らし始めてから10ヶ月後。のんびり準備をしていました。
夫の実家の方に近かった新居で暮らしていると、義父から、
「(夫の)祖父が生前墓を作り、お披露目会をするから来てほしい。そのときに結婚の紹介もしたいと思ってる」
と連絡をもらいました。
出席して、親族の皆さんと和やかに挨拶を交わしました。
祖父のお墓は、お寺の中で一番と言えるほど立派でした。高齢な祖父に変わり、義父が住職さんと、当日の進行・この先のことについて打ち合わせをしていました。
その帰り道のことです。私は、雷に打たれたようにあることに気づきました。
「義父が住職と打ち合わせしてることは、そのうち夫がやらなければならないってことか…!私もこのまま歳をとって順番にいけば、あのお墓に入るってこと?夫の苗字になったってことは、そういうことだ…!お葬式もこちらでするんだ…!」(もちろん今にして思えば、お墓も自分たちで用意するなど、色んな方法があるとも分かりますが)
あまり結婚の実感がなかった頃のことです。
私は眼の前で夫の祖父のお墓・お披露目会を見て、「家同士の結婚」をしたんだと強烈に意識しました。
結婚してからのパートナーへの意識変化、対応変化

長所は短所の裏返し
パートナーの長所は、プラスにもマイナスにもなりえます。
実際に家庭生活を送るうえで、どう出てくるかはわかりません。
例えば、
・堅実だと思った→とてもケチだった!
・優しい人だと思った→誰にでも優しい人で、不倫問題に発展…
など、長所だと思った点が、結婚前とは思ってもいない形で出てくることがあります。
私は、夫の長所だと思った「自分を貫ける強さ」にとても悩まされました。
夫はなかなか他の意見を聞くことが出来ません。
そして、やり抜くまで全力で頑張ってしまいます。
夫は上昇志向が強く、完璧に仕事をしようと頑張りましたが、上司のプレッシャーに負け、心身のバランスを崩したこともあります(頭が強烈に痛くなり、子ども2歳4歳が寝ている横で救急車を呼んだこともあります…)。
家庭では、夫は私が「困った」ということに対して対応しようとはしたものの、激務の中で出来ないことも多かったです。
例えば、「子どもが急に熱を出している。在宅で仕事するなら、私は仕事に行くので家で子どもの様子を診ていてくれないか」と頼んだときのことです。
夫は了承するものの、私が仕事が終わって帰ると、私に文句を言いました。
・うまく自分の仕事が進まなかった
・本来は育児は母親が対応するべきだ
・夫と私では仕事の責任感の重さが違う
夫は、子どもが出来たとしても「育児は自分がやることではない」と無意識で思っており、「仕事が1番」でした。
つまり、
夫の長所だと思った「自分を貫ける強さ」は、家庭生活において諸刃の刃だったのです。
パートナーに一番大切なのは、相手のことを考えられる度量
結婚生活において「子育てについて話しておけばよかった」「家事負担について決めておけばよかった」など、あらかじめ確認しておけばよかったと思うことはたくさんあります。
でも、どれだけ考えて話し合いをして事前に決めておいても、
結婚する前には思いつかないこと、想定外なことは必ず発生します。
そのときに最も大切なのは、パートナーが向き合ってくれるかどうかです。
夫には、柔軟な対応をする度量が欠けていました。
結婚前にこそ、相手が本当に自分や家族のことを考え対応できる人なのかを見極めることが大切だったと痛感しました。
私の切り抜け方
では、私はどのように切り抜けていったのでしょうか。
実は、切り抜けた…ということではないかもしれません。
結婚生活は、自分が「正解だ!」と思ったとしても、パートナーもそうとは限りません。
特に夫は、自分の意見を変えないところがあります。
自分の「正しい」を、必ず夫が実施しないといけないとは思わないようにしました。
夫は育児や家事には消極的でした。
洗濯物をちゃんと出してほしい、そう伝えても何度もできていないとイライラしました。でも、「仕事は頑張ってるもんね」と良い面も見ながら、靴下を拾っては洗濯機に入れていました。
結婚生活を送るうえでは、白黒はっきりすることにこだわらず、いい面も見ながら、
「グレー」のままにしておくことが大切です。
結婚生活に大事にしたい、自分の「意思」

とはいえ、私が至らなかった点もあります。
自分の人生は自分が決めていく、自分のものだという意識です。
意思が強い夫を選んだ私は、自分の意思が弱かったのです。
特に、女性は結婚や出産によって、自分の希望が通らないことが増えます。
・家事、育児、介護の負担が大きい
・仕事と家庭の両立が難しい
私は、子どもを産んで仕事に復帰したとき、あまりの子供らの病気の多さで、仕事との両立に悩みました。今にして思えば、ただ我慢するのではなくもっと夫に協力をお願いし、自分の意見をしっかり言えばよかったと思っています。2人で真剣に話し考えることで、少しでも希望に近い道、自分では思いつかない手が見つかるからです。
自分の人生は1回だけです。
・パートナーの意見と違う
・自分の希望は状況的に無理だと感じる
そんな時こそ、しっかり自分と、パートナーと向き合い考えることをおすすめします。
相手との関係を築くうえでも、自分の選択に責任を持ち、自分で選んだ人生を歩むという意識が大事です。
結婚20年を迎える私からのエール

結婚生活は、今までの価値観とは全く違うことがおこります。また、自分の理想通りにはいかないこともあります。
結婚20年を迎えた今だからこそたどり着いた、秘訣があります。
「自分の人生・意思も大切にしながら、パートナーと向き合ってほしい」
今から結婚を考えている方や、新婚生活を始める方へ、私からのエールを送ります。